• 2026年8月28日
  • 2026年8月24日

体重が減らない_ ダイエットではなく”減量が必要”な中高年の話

ダイエットというと若い女性のイメージがあります
しかし「減量の必要」があるのは中高年であり、運動での体重減少の効率が下がってくる年代です。
もちろん女性だけではなく男性でも同様に問題です。
肥満症による肥満関連腎症、内臓脂肪蓄積による脂肪肝炎→肝硬変、インスリン抵抗性増大による糖尿病、など、健康を害する根本に肥満が位置します。

「体重を減らしてください」
…と言うのは簡単ですが、実際に減らすのは大変です。
外来で体重を減らせている人をみるとつい「素晴らしい!」と言ってしまいます。
「ジムに通っているのに、思うように痩せない」「運動した分、つい食べてしまう」 外来ではこちらが圧倒的です。
私自身、京都で勤務していた頃に某GYMに通っていましたが、目立った成果はほとんど挙げられませんでした。
そもそも真面目に通っても、そう簡単には落ちない。それが体重の現実です。
しかも、膝が痛い、しびれや麻痺がある、子供を家に置いてトレーニングに出られない、など事情は様々でしょう。

痩せる注射薬
最近、チルゼパチドという薬が話題になっています。糖尿病注射薬で、体重減少効果が非常に強く、多くの方に注目されています。余談ですが、西神地区にはイーライリリー(ゼップバウンド・マンジャロの製造元)の拠点があります。設備投資の話も聞こえてきており、地元の薬とも言えるかもしれません。効果が優れていたため日本全国での処方量が多く、薬価が下がった(1本あたりが安い)ことも話題です。

使ってみた
糖尿病の患者様に使用して血糖がしっかり下がっていくことや体重が落ちていくことはわかっていました。また、最近は脂肪肝にも効くという研究もあります。リスクとメリットを加味して、自分の体でも試してみることにしました(メディカルダイエット)。個人差はもちろんありますので具体的な数値は出せませんが、私自身はかなり順調に体重が減りました。「がんばっても落ちない」を経験した身として、価値を実感しています。


「これからの人生で、今が一番若い」
そのため、今後は基礎代謝が減っていくはずです。これから体重はさらに減らしにくくなっていきます。
しかしこの薬剤はかなり確かな脂肪減少効果があります。
・薬を導入して、体重を落とす。
・落ちた体重から悪化しないようにジムや食事管理で“維持”に切り替える。
減らすのは大変ですが、維持するのは負担が少ない。
薬をずっと続けるのではなく、“きっかけ”として使い、その後は自力で保つ。
これが一番現実的な使用方法だと思いました。

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医療法人社団熊谷内科医院 副院長 熊谷 健(総合内科専門医/日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医/日本消化器病学会 専門医・指導医/日本肝臓学会 肝臓専門医/京都大学 医学博士)放射線科・消化器内科の両分野の視点で診療に携わり、大学院は肝臓グループに内視鏡を専門とする。国立病院機構京都医療センターや大津赤十字病院では胃カメラ(胃内視鏡検査)や大腸カメラ(大腸内視鏡検査)での食道癌・胃癌・大腸癌手術を主に担当。
神戸市西区の熊谷内科医院|内視鏡・大腸カメラ・内科|西神中央駅

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