はじめに

内科

当院は、地域のかかりつけ医として、ちょっとした体調不良から生活習慣病の管理、感染症の診療、慢性的な疾患のフォローアップまで、健康に関する幅広い相談に対応する内科のクリニックになります。
「なんとなく調子が悪い」「どこが悪いのか分からない」「原因がはっきりしない」といった場合も、まずは内科をご受診ください。
専門的な検査や治療が必要な場合には、西神戸医療センターをはじめ適切な診療科への紹介を行います。

感染症

通常感冒(かぜ)

通常感冒、いわゆる「かぜ」は、主にウイルスが鼻や喉などの上気道に感染して起こる病気です。
原因となるウイルスは200種類以上あると言われ、代表的なものにはライノウイルス、コロナウイルス(一般的なかぜの原因となるもの)、アデノウイルスなどがあります。症状は原因となるウイルスや個人の免疫力によって異なりますが、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳、微熱、倦怠感などが一般的です。通常は1週間から10日程度で自然に治ることが多いです。かぜに特効薬はありませんが、症状を和らげるための対症療法が中心となります。

当院では、患者さんの症状や全身状態を診察し、適切な薬の処方や、ご自宅でできるケアについてアドバイスいたします。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2というウイルスによって引き起こされる感染症です。
2020年以降、世界的に大きな影響を与え、現在も変異を繰り返しながら存在しています。
感染経路は主に飛沫感染や接触感染、エアロゾル感染と考えられています。
症状は多岐にわたり、個人差が大きいのが特徴です。発熱、咳、喉の痛み、倦怠感、味覚・嗅覚障害、鼻水、鼻づまり、頭痛、下痢などが挙げられます。
無症状の場合もあれば、重症化して肺炎や呼吸困難を起こすこともあります。

当院では、新型コロナウイルス感染症が疑われる方に対し、抗原検査やPCR検査などを行い、迅速な診断に努めています。
診断後は、症状や重症度に応じて、解熱剤や咳止めなどの対症療法を行います。
また、重症化リスクが高い方には、必要に応じて抗ウイルス薬の処方も検討します。自宅療養中の注意事項や、適切な医療機関への紹介も行います。

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因で起こる感染症です。
通常のかぜよりも症状が重くなることが多く、高齢の方や基礎疾患を持つ方では肺炎や脳症などの重い合併症を引き起こす可能性があります。
インフルエンザの主な症状は、急な高熱(38℃以上)、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感など、全身症状が強く現れるのが特徴です。
鼻水、喉の痛み、咳などの呼吸器症状も伴います。

当院では、インフルエンザの感染が疑われる場合、迅速診断キットを用いて検査を行います。
発症から早い段階で診断することで抗インフルエンザウイルス薬を適切に処方することができ、症状の軽減や回復の促進に繋がります。

帯状疱疹

帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が原因で起こる病気です。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜伏しており、加齢、ストレス、疲労、病気などによる免疫力の低下をきっかけに再び活性化し、発症します。
特徴的な症状は、体の片側に、ピリピリ、チクチクとした痛みが現れ、数日後にその部分に赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れることです。痛みは神経に沿って広がり、「電気が走るような痛み」「焼けるような痛み」と表現されることもあります。発疹が治っても痛みが残ることがあり、これを帯状疱疹後神経痛と呼びます。

帯状疱疹は、特徴的な発疹と痛みのパターンから診断されます。早期に治療を開始することが、症状の軽減と帯状疱疹後神経痛の予防に繋がります。当院では、抗ウイルス薬の内服を中心に治療を行います。痛みが強い場合には、痛み止めの処方や、神経ブロックなどを行う専門医への紹介も検討します。

帯状疱疹ワクチンの接種

50歳以上の方を対象に、帯状疱疹の発症予防や重症化予防のためのワクチン接種が可能です。
当院でも実施しておりますので、ご相談ください。

細菌性肺炎

細菌性肺炎は、細菌が肺に感染して炎症を起こす病気です。
通常のかぜやインフルエンザなどのウイルス感染と異なり、細菌が原因となるため、抗菌薬による治療が有効です。
高齢者や基礎疾患のある方、免疫力が低下している方などがかかりやすい傾向にあります。
肺炎の中でも特に、肺炎球菌によるものが多く見られます。
主な症状は、高熱、咳、痰(黄色や緑色の粘り気のある痰が多い)、息苦しさ、胸の痛みなどです。全身の倦怠感が強く、食欲不振になることもあります。

当院では、問診や身体診察に加え、胸部レントゲン検査や血液検査を行い、肺炎の診断と原因菌の特定に努めます。
診断後は、原因菌に応じた適切な抗菌薬(抗生物質)の点滴や内服による治療を開始します。
症状が重い場合や、基礎疾患がある場合は、専門医療機関への入院を検討することもあります

生活習慣病

生活習慣病とは、不適切な食事や運動不足、喫煙、過度な飲酒、ストレスなどの生活習慣が原因となって発症する病気の総称です。
これらの病気は、長年にわたる生活習慣の影響によって徐々に進行し、放置すると重大な健康障害を引き起こすことがあります。
代表的な生活習慣病には、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症)、高尿酸血症(痛風)などがあります。

日常的な不調への対応

花粉症

春先からスギ・ヒノキなどの花粉が飛散し始めると、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、目のかゆみ・充血など、典型的なアレルギー症状が現れやすくなります。
こ れらの症状が続くと、睡眠が浅くなったり、頭痛・倦怠感を伴ったりすることもあります。
当院では、症状の強さ・生活への影響・通院ペースなどを丁寧に確認した上で、抗アレルギー薬(内服・点鼻・点眼)の処方を致します。
「毎年この時期に体調を崩してしまう」「薬を飲んでもつらさが取れない」などの方も、お気軽にご相談ください。

貧血

貧血とは、血液中の赤血球・ヘモグロビン量が不足して、体に十分な酸素が運ばれない状態を言います。そのため「疲れやすい」「立ちくらみが起きる」「息切れ・動悸がする」「顔色が悪い」などの症状が出ることがあります。
原因としては、鉄分・ビタミンB12・葉酸の不足、月経・出血、消化器出血、吸収不良、腎障害、慢性消耗性疾患などが挙げられ、特に若い女性では鉄欠乏性貧血が多く見られます。
当院では、血液検査を行い、必要であれば鉄剤・ビタミン剤の処方および食事・生活指導を行います。原因が明らかでない吸収不良や出血が疑われる場合にはお薬を使用した楽な内視鏡も行いますので、息切れや立ちくらみ、慢性的なだるさなど気になる症状があればご相談ください。

不眠

「なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」「朝早く目覚めてしまい、その後眠れない」「眠った気がしない」といった眠りに関するご不安は、様々な原因で起こります。
原因としては、生活リズムの乱れ(夜更かし・交代勤務など)、日中のストレス・緊張、寝室環境(照明・音・温度)、また身体疾患や薬の影響などが挙げられます。
当院では、まず睡眠状況や生活習慣を問診し、生活リズムの見直し・睡眠衛生の指導・薬物治療などを検討いたします。眠れない夜が続いて日中に支障が出ている場合は、早めの受診がおすすめです。