レントゲン検査
当院では、患者さまの症状をいち早く、そして正確に診断するために、レントゲン検査を積極的に活用しています。
X線を身体に照射し、骨や臓器の内部構造を画像として映し出すことで、肺炎や肺がん、心不全、腸閉塞といった幅広い疾患の診断や経過観察に役立てます。胸部と腹部の撮影に対応しており、咳、発熱、倦怠感、嘔吐下痢などの症状の原因究明や、健康診断、持病の定期的なチェックなど、様々な目的で行われます。
デジタルX線検査の導入
当院では、より安全で質の高い医療を提供するため、このたびレントゲン撮影装置「DR(デジタルラジオグラフィ)システム」を導入いたしました。
DRシステムとは?
これまでのレントゲン検査は、CR(コンピューテッドラジオグラフィ)という方式が主流でした。これは、撮影後に「イメージングプレート」と呼ばれる板を専用の機械で読み取る必要がありましたが、新しく導入した「DR」は、撮影後わずか数秒で高精細な画像をモニターに表示できるデジタルシステムです。
身近なもので例えると...
- CR(従来型): 「フィルムカメラ」(撮影後、現像・スキャンという作業が必要)
- DR(最新型): 「高性能なデジタルカメラ」(シャッターを押した瞬間に、高画質な写真が確認できる)
...このように、検査の仕組みが大きく進化しました。
DR導入によるメリット
この新しいシステムにより、患者さまには主に3つの大きなメリットがあります。
1. 検査時間の短縮
撮影から画像確認までが瞬時に行えるため、検査室での待ち時間が大幅に短縮されます。
「息を止めてください」といった、体を動かせない時間や、撮影のやり直し(再撮影)も最小限に抑えられます。
2. 体への負担を軽減(X線被ばく量の低減)
DRシステムは、従来よりも非常に高性能なセンサーを搭載しています。これにより、従来のCRシステムと比べて少ないX線量でも、非常に鮮明でクリアな画像を撮影できるようになりました。X線被ばく量を大幅に低減できるため、より安心して検査を受けていただけます。
3. より正確な診断が可能に
画像がデジタルで瞬時に表示されるため、医師はすぐに画像を拡大したり、明るさやコントラストを調整したりして、詳細な確認ができます。
骨の微細な骨折や、胸部・腹部の淡い病変なども見つけやすくなり、診断の精度が向上します。
検査の流れ
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検査時
胸部撮影の場合はネックレスや装飾・ロゴのついた服を、腹部撮影の場合はズボンのボタンやベルト、腹部にかかる装飾品を外していただくことがあります。 -
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撮影
胸部撮影では大きく息を吸って数秒間止め、腹部撮影では息を吐いて数秒間止めた状態でX線を照射します。 -
STEP
撮影後
診察室にて検査結果についてご説明いたします。 異常所見を認めた場合は、西神戸医療センターやCTが可能な施設にご紹介させていただきます。
ご自身の症状や検査についてご不安な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
検査費用
初診料/再診料や各種加算、自己負担率の違いがございますので、お支払い額ご明示することは困難です。
保険点数は以下になります。
画像診断料85点+撮影料68点+電子画像管理加算57点 (1点=10円)
血液検査
当院では、慢性疾患の治療効果の確認や、急性疾患の原因検索のために血液検査を行っています。
腫瘍マーカーや詳細な項目が必要な場合には外部の検査会社に委託しており、多くの検査結果は翌日昼以降にご説明が可能です(※一部の検査は4営業日程度かかる場合があります)。
一方で、当院では院内迅速検査も導入しており、当日中に結果をご説明できる体制を整えています。遠方から来院される方や、お忙しく再診が難しい方には、必要な項目に絞って院内で検査を行うことも可能です。
主な院内検査は以下の通りです。
- 血球検査:貧血や白血球数などを測定します
- CRP検査:感染症など、体内の炎症の程度を評価します
- 生化学検査:肝機能・腎機能・コレステロールなどを確認します
- HbA1c検査:過去1~2か月の血糖コントロールの状態を評価します
検査の受け方について
患者さまのご都合に合わせて、検査方法をお選びいただけます。
事前に採血が可能な方(近隣にお住まいの方など)
前々日までに採血のみでご来院ください(予約不要)。
診察当日には検査結果をご説明いたします。
※診察は予約なしでも可能ですが、待ち時間短縮のためご予約をおすすめしています。
頻回の通院が難しい方(お仕事などでお忙しい方・遠方からお越しの方)
診察当日にご来院いただき、採血を行います。
院内でお待ちいただくことで、約10分ほどで検査結果がそろい、そのまま結果説明・診察が可能です。
検査費用について
検査項目の内容・項目数によって検査費用は大幅に異なります。
迅速検査は項目数が少ない分の検査費用は少なくなりますが、迅速検査加算として1項目当たり10点(最大50点、3割負担で150円)の追加費用がかかります。
心電図検査について
従来は紙で出力された心電図を用いて診断していましたが、当院ではデジタル化された心電図を電子カルテ上で確認できるシステムを導入しています。
これにより、波形を大きく表示したり細部まで拡大して確認できるため、より正確で見落としの少ない診断が可能となっています。
尿検査について
一般的な尿検査では、試験紙(テステープ)の色の変化を目視で判定しますが、時間の経過による色調の変化などにより、判定にばらつきが生じることがあります。
当院では、自動判定装置を導入しており、機器による客観的な測定を行っています。これにより、判定のばらつきを抑え、より安定した精度の高い結果をご提供することが可能です。